西宮市周辺の不動産の売却相場は?自分で調べる方法を詳しく解説
「相続した不動産を売却したい。相場はいくら?」
「不動産会社に査定依頼をする前に、売却価格の相場を調べたい」
こうしたお悩みを抱えている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では査定依頼の前に、不動産の相場価格を自分で調べる方法を解説します。
不動産会社に査定依頼をする前に目安となる価格を知ることで、売却時に「損をしているのでは」という不安も減らせるでしょう。
本記事では、弊社の地元である西宮市をケーススタディとして、相場価格の算出方法を解説します。不動産売却で迷っている方は、査定依頼の前に試してみてください。
西宮テラスでは、兵庫県西宮市周辺の不動産売却をサポートします。
西宮市・芦屋市・宝塚市の不動産売却はお任せください。
※価格などの情報は2023年6月7日時点のもので現在は異なる場合があります。
兵庫県西宮市周辺の不動産相場
兵庫県西宮市周辺(阪神南部地域)の、直近2年間の平均成約価格は下のグラフの通りです。このグラフでは、戸建てとマンションの成約価格と面積の推移を表しています。
「成約価格」とは、不動産売買で売主と買主が合意した価格のことです。似た言葉として「売却価格」がありますが、こちらは実際に売れた価格を指します。
西宮市周辺での戸建ての成約価格相場
2021年6月~2023年5月までの西宮市周辺の戸建ての市況推移は、次の通りです。
3,198万円~3,677万円の間で推移しており、平均成約価格は3,432万円、平均建物面積は104.70㎡でした。
2年間で平均成約価格に大きな変化はありません。
西宮市周辺でのマンションの成約価格相場
2021年6月~2023年5月までの西宮市周辺のマンションの市況推移は、次の表の通りです。
2,795万円〜3,237万円の間で推移し、平均成約価格は3,066万円、平均専有面積は73.72㎡でした。
平均成約価格は2年間で大きく変化していませんが、微増の傾向にあります。
自分で不動産の相場を調べる方法
自分で不動産相場を調査する方法は、いくつかあります。不動産には定価がないため、エリアや築年数、間取りなどが類似している物件をもとに相場を見極めます。
不動産の種類や求める精度によって、次の8つから適切な方法を選び相場価格を調査するとよいでしょう。不動産の売却を考えている方は試してみてください。
精度の高い相場を知りたい場合は、不動産会社の査定がおすすめです。
西宮市・芦屋市・宝塚市の不動産売却はお任せください。
レインズ・マーケット・インフォメーションで調べる
REINS Market Information(レインズ・マーケット・インフォメーション)は、国土交通省から指定を受け、不動産流通機構が運営や管理を行っているシステムです。
実際の成約価格をもとにした情報を掲載しているため、近隣の類似不動産データから売却したい不動産の相場を調べられます。
都道府県と地域を選んで検索すると、マンションや戸建ての直近1年の価格情報と過去2年分の市場情報が表示されます。
沿線や最寄り駅、駅からの距離などの条件を入力して絞り込むと高精度の情報が得られる点が特長です。
過去の取引事例から類似した物件の平米価格を探し、調べたい不動産の面積に掛け合わせると相場がわかる仕組みです。
【計算式】
調べたい不動産の相場価格 = 類似物件の平米単価 × 調べたい物件の面積
不動産取引価格情報検索で調べる
引用:不動産取引価格情報検索
不動産取引価格情報検索は、国土交通省が運営しているシステムです。実際に不動産取引をした方へのアンケート結果をデータベース化し、6年前までの取引内容を検索できます。
中古マンションや戸建て住宅のほか、土地や農地も対象です。
まず画面左側のプルダウンメニューで、調査したい不動産の種類を選んで検索します。
REINSと異なり、抽出された表には平米単価が記載されていません。取引総額を面積で割り、平米単価を算出しましょう。
算出した平米単価を売却したい不動産の面積(平米)に掛け算すると、相場価格がわかります。
都道府県ごとの平均単価から逆算する
引用:REINS TOWER
東日本不動産流通機構が運営しているREINS TOWERのアーカイブに、全国版の中古マンションと中古戸建ての「月例速報」が掲載されています。
全国版のデータから該当する都道府県の平米単価を探し、売却したい不動産の面積を掛け合わせると相場がわかります。
たとえば2023年4月の兵庫県の平米単価は34.28万円でしたので、次の計算でおおよその相場価格を算出できます。
【計算式の例】
不動産の売却相場 = 売却したい不動産の平米 × 都道府県ごとの平米単価(兵庫県の例では34.28万円)
ただし、この方法で算出できるのは都道府県単位の相場価格です。市区町村単位ではないため、参考程度にしてください。
購入価格・築年数から相場を逆算する
マンションや戸建て住宅は新築時にもっとも価格が高く、築年数が経過するにつれ建物の価値が下落していきます。
そこで有効なのが、新築時の価格に「築年数経過による下落率」を掛け合わせて相場を調べる方法です。
ただしこの方法には物件の状態が加味されておらず、エリアも都道府県単位のため、おおよその価格となります。
兵庫県の不動産下落率は、近畿レインズの近畿圏市況レポート(年報)に掲載されている築年帯別データから割り出します。最新版の築年数と下落率は、次の通りです。
築年数経過による成約価格の下落率(戸建て)
兵庫県内の戸建て住宅における、築年数と下落率は次の通りです。
※近畿レインズ「表13-⑤中古戸建住宅の築年帯別状況〔兵庫県〕」をもとに作成
不動産購入時の価格に築年数に応じた下落率を掛けると、売却相場が算出できます。
【計算式】
現在の不動産の売却相場 = 不動産購入時の価格 × 築年数帯の下落率
たとえば購入時に4,000万円で築22年の戸建て住宅では、74.7%を掛けて計算します。
現在の売却相場 = 4,000万円 × 74.7% = 2,988万円 となります。
築年数経過による成約価格の下落率(マンション)
兵庫県内のマンションにおける、築年数と下落率は次の通りです。
※近畿レインズ「表12-④中古マンションの築年帯別状況〔兵庫県〕」をもとに作成
マンション購入時の価格に築年数に応じた下落率を掛けると、売却相場が算出できます。
【計算式】
現在の売却相場 = マンション購入時の価格 × 築年数帯の下落率
たとえば購入時に4,000万円で築14年マンションでは、67.0%を掛けて計算します。
現在の売却相場 = 4,000万円 × 67.0% = 2,680万円 です。
固定資産税評価額から相場を逆算する
土地の相場を調べる場合は、固定資産税の評価額から算出できます。
「固定資産税評価額」とは固定資産税を算出するための基準で、自宅に届く課税明細書で確認しましょう。
土地の固定資産税評価額は、公示価格の7割程度とされています。そのため、固定資産税評価額を0.7で割り戻すと土地の取引相場がわかります。
土地の相場を求める計算式は、次の通りです。
売却相場 = 固定資産税 ÷ 0.7
ただし都市部では、計算式で出した売却相場よりも1.1~1.6倍ほど高くなる場合があります。
公示価格や基準地価から調べる
土地の相場価格を調べるには、国土交通省の標準地・基準値検索システムを使用する方法もあります。システムでは国土交通省地価公示と都道府県地価、両方の調査が可能です。
最初に都道府県名と市区町村名を入力し、検索します。次の画面で詳細な条件を指定すると、地価情報が表示されます。
公示価格が複数表示されたら類似不動産を探し、売却したい土地の平米を掛けると相場が算出できます。
不動産一括査定サイトで調べる
ある程度、相場価格を把握したあとに、より詳しい価格が知りたい場合は、一括査定サイトがおすすめです。一度に複数の不動産会社に査定を依頼できます。
査定したい不動産データや個人情報を入力し会社を選択すると、数時間~数日で結果がわかります。
複数の不動産会社を選択でき、精度の高い査定結果がわかるのがメリットです。
一括査定には次のようなサイトがありますので、不動産の売却相場を知りたい場合は試してみてください。
不動産会社に査定を依頼する
詳しく相談したい不動産会社が見つかった場合は、直接査定を依頼するのがおすすめです。直接査定によってより正確な売却価格がわかります。
直接査定には、簡易査定(机上査定)と訪問査定があります。昨今は、即時に結果を算出できる「AI査定」を導入している会社もあります。
もっとも精度が高いのは、現地で直接調査する訪問査定です。
不動産会社の直接査定は、基本的に無料で対応しているため、気になる方は、一度相談してみるとよいでしょう。
西宮テラスのAI査定で売却価格を調査
西宮テラスでは人工知能AIツールでの査定が可能で、即時に結果がわかります。
匿名で査定を依頼でき、気軽に使用できる点がメリットです。匿名のため、電話連絡が来ることもありません。
調査方法も簡単で、不動産の所在地や面積、築年数を入力すると最新の相場情報をすぐに診断できます。
今すぐの売却を考えていない場合も、不動産の最新価格を把握しておくことでベストな売り時を逃さずに済むでしょう。
気になる方は、ぜひAI査定をお試しください。
より詳しく知りたい場合は西宮テラスの無料査定がおすすめ
AI査定よりも、さらに詳しい売却価格を知りたい場合は無料査定がおすすめです。
西宮テラスでは、無料査定や不動産に関する各種相談に対応いたします。
いきなり電話で相談するのは抵抗があるという方は、まずメールやフォームからご相談ください。ラインからも、お気軽にご相談いただけます。
西宮市・芦屋市・宝塚市の不動産売却や、ご相談はお任せください。
西宮市の不動産は売却しやすい
兵庫県西宮市周辺の不動産売却について、詳しく知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここからは、西宮市の現在の状況や将来性についてお伝えします。
西宮市の人気から将来性を予想
西宮市は、関西版の「住みたい自治体ランキング2023」で6年連続1位に輝いています。同ランキングの住みたい街(駅)部門では、阪神神戸線の西宮北口駅が2位となっています。※
西宮市には西日本最大級のショッピングモール「阪神西宮ガーデンズ」があり、女性やファミリー層から人気です。
有名なキッザニアや阪神甲子園球場もあり、観光客が多く訪れています。
西宮市が発表した令和4年西宮市の人口動態によると、令和3年以降は転出者よりも転入者が多い状況です。
総合的に見て、西宮市は今後も人気が継続しそうな街だと言えるでしょう。
※出典:SUUMO住みたい街ランキング2023 関西版|SUUMO
西宮市周辺の不動産売却は西宮テラスへ
西宮市は魅力的な街として人気が続くと予測されるため、現在は比較的売却しやすい状況です。
西宮市周辺の不動産売却をお考えの場合は、地元不動産会社の「西宮テラス」にご相談ください。女性代表を中心に、不動産業界歴の長いベテランが対応します。
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